今朝から金沢で極真会館浜井派さんの百万石大会に壮年クラスのおじちゃん3人が出場してまいりました。
千山道場の事務局担当をしている私は、道場生の育成と道場運営を中心に空手の道を歩ませていただいております。
ひとつの理想を実現させるためには、いろいろな役割があり、全員が同じ事をやっていてはとうてい成り立つものではありません。
たとえば、サッカーなんかがわかりやすいですね。
プレーヤー11人全員が、ゴールにシュートするためにボールに群がったらゲームになりません。また、選手だけでプレーしながら作戦を練っていても客観的な戦略・戦術にはなりません、やはり監督が必要です。そして、選手の体調管理や育成をおろそかにしていても勝利できず、チーム力もUPしませんね。
そういう状況の中で、今回、私に3年ぶりに一道場生として試合(ためしあい)という稽古に意識を傾けることができる機会がめぐってきました。
競技を大前提としていない道場指針で運営している千山道場ですが、ちょうど壮年パパ世代の道場生の皆さんが1~2年の空手暦を積んできておいでで、次の「壁を破る」べく試合出場を自らの意思で志願しておいでました。
その動きにあわせて壮年クラスの臨時カリキュラムを組むことができ、私自身も組手の稽古の時間を少し増やすことができました。(・・・といっても、合計で週に1時間程度ですが笑)
毎年・毎シーズン、試合に出ようと試みましたが、道場での役割、リスクコントロール、仕事の都合、ケガなどさまざまな事柄で断念せざるをえませんでした。
しかしながら依然状況は変わっていませんが、私にとってこのジレンマからようやく一歩踏み出すことができました。
組手という「強さ」の稽古に意識を集中できたのは、前回同じ大会に出場できた3年前にさかのぼります。残念ながら、組手試合技術の成長は、その時点に逆戻りしてしまったかのような動きで目を覆いたくなる程の情けない内容でした。
応援していただいたみなさん・他流派の先生方ありがとうございました。
また、少しづつ組手技術も向上させたいと思います。
年配になっての試合挑戦は、みなさんどの方もたいへんだと思います。ほんとうに敬意を表します。
今回、おじちゃん選手3名、それぞれのテーマを乗り越え、さらなる壁を破ることができたのではないでしょうか
この経験・感覚を、仕事などの実社会で生かしていただきたいと思います。
最後になりますが、この大会でお手本としたい空手家さんの後ろ姿を見せていただきました。
数年前に一度、稽古をつけていただいたことのある他流派の先生ですが、49歳で22年ぶりに試合に出場されておいででした。まさに燻し銀のすばらしさで魅了されました。
私もかくありたいと思います。
この夏で、ようやく厄年がおわり、これからも自らの壁を破り続けたいと思います
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