過日、国会で「スポーツ基本法」なるものが議員立法で成立したようです。

東京オリンピックを契機に日本にスポーツを根付かせるための法律である「スポーツ振興法」を、現代のスポーツ界の状況に適応できるよう50年ぶりに全面改正されています。

当然、この法律の整備の裏にはオリンピックをはじめ、国際競技や国民スポーツ文化の促進やスポーツ庁などの国策が背景にありますが、法律の是非はともかく、この法律で国民・市民が「スポーツをする権利を有する」というものが根拠として明確にされたということは、日々の生活のなかに定着した市民スポーツには大きな意義があると思います。

「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは、すべての人々の権利であり、すべての国民がその自発性の下に、おのおのの関心、適性等に応じて、安全かつ公正な環境の下で日常的にスポーツに親しみ、スポーツを楽しみ、またはスポーツを支える活動に参画することのできる機会が確保されなければならない」

ということで、スポーツの推進に関して国や地方公共団体の責務も明確にされたということになります。

といいながら、また以前のように、2次元的にハコモノや行政管理のスポーツ施策にならないようにしていただきたいですね(笑)

なるべく、マイナー競技・団体にも、平等にさまざまな機会を与えていただけるよう『活動支援』を主な施策としていただきたいものです。



ところで、私達の千山道場は、スポーツ活動なの!?

それは、「是でもあり、否でもあります。」

というのは、千山道場の規約には、「礼節をおもんじ人間力を育てるための社会教育活動」を大前提としており、その手法として「武道である空手道の稽古と上達を日々の主な活動」としています。その中の一部に組手・型の試合やスポーツとしての競技がありますので、武道としての技術を試すためのスポーツ活動の場もあるといえます。

ただし、注意するべきことはスポーツのように「勝敗や記録」を主の目的とし、従に「スポーツマンシップや人間育成」とした活動ではないということです。

いつも言いますが。。。。千山道場では、主の目的に「人間力育成」、従の目的に「空手道の鍛錬」やその延長線上にある、「競技での勝敗や記録」。


千山道場は、社会教育武道の空手道をさらに進化させて
生涯スポーツとしても活動できるようにしつつあります

ということで、ある意味、地域型スポーツクラブでもありますね