道場には来春、4年制大学進学に向けてラストスパートに入られる高校生が男子1名、女子1名おいでます。

二人とも、空手を学ぶ姿勢も学生さんらしく真剣で、学業に対しても同様な姿勢であることが手に取るようにわかります

彼らには、これから来る人生の大きな進路の舵取りの時期にさしかかっており、夢と希望と不安、そして現実とむきあっておいでです。

文武両道という言葉がありますが、文道を本業とし、武道にも挑戦しておいでの皆さんは、まさしく空手道の稽古を通してさまざまな事を体感されたのではないでしょうか。

その武道の鍛錬をとおし身についたことは、学業(文道)にも転用できますし、その逆もあります。たとえば、集中力や気力を養うことにも通じていたのは良い例でしょう。

そして、もっと役に立つのは物事を多面的にとらえたり、客観的にとらえることができる感覚がわかってきたのではないでしょうか?

道場での帯級に照らして、考えていただければわかりやすいと思います。

千山道場の黒帯になるには、黒帯になるための「心技体」基礎力を身につけ、バランスよく育むための努力と意識が必要と考えています。

学問においても基礎力(高校)から応用力(大学)になってはじめて無限に広がる「道」の世界に入っていくのではないでしょうか!?

ぜひぜひ、千山道場での稽古のように目先の結果にとらわれず、長期的視点で自分の目指す分野(学問)でも黒帯をめざしてください