女性空手家が道場主 千山道場の『ヒト・コトBLOG』

空手をとおして「人」や「事」を未来につなぎたい。。。女性空手家が道場主「高岡の空手道場 千山道場」のヒト・コト(人や事/一言)メッセージブログ。富山県高岡市のNPO社会教育団体 空手道 千山道場 のオフィシャルブログです。☆高岡の空手道場・教室☆ 公式ホームページは「千山道場.net」で【検索】

2011年08月

最強の達人。

今朝の産経新聞のインターネット版のコラムに、79歳でなくなられた産経新聞某記者さんの逸話が掲載されていました。その記者さんは、お世辞にも敏腕記者と評される仕事ぶりではなく、記者の命である千載一遇の特ダネを間違ってライバル新聞社に報告してしまうなどの超~天然ぶりだったそうです。

その後、文芸担当記者をされたそうですが、文壇の間での超天然ぶりのネタは事欠くことはなかったとのこと。

とある作家さんに電話をかけてきて「私はどこに電話しとるんでしょうか?」などなど・・・(笑)

よく奥さんに家を追い出されて、担当作家の故遠藤周作さんの家に転がり込んで食事をごちそうになられたそうです。(笑)記者として仕事ができるできないはさておいて、その記者さんに関わった文壇の作家さん達は、その愛されるキャラに魅了されたのだと思います

同じことは、千山道場においても言えます。

世の中の習いごとは基本的に上手い者が認められ、下手のものは自然と足が遠のくようになるのが一般的です。しかし、私達の千山道場は、空手の技術が優れているものだけを重んじるということは基本的にありません。

かつて道場に入門された道場生の中にも、運動音痴だからやっぱりだめだ・・・上手くならない・・・組手に勝てない・・・などの理由で自然と足が遠のいた方もおいでたように思います。

いつも言っているのですが、千山道場は、世間の習いごととはまったく正反対の位置づけにあります。

私達が理想とする道場生像は、武での最強の達人の育成ばかりではなく、「苦手なことにコツコツと挑戦したり、自分と向き合って武道の道を歩める方を善し」としています。

むしろ、運動やスポーツ・競技などの勝負や記録の追求になじめなかった方々にも、広く門戸をひらいている道場なのでしょうね。

前出の記者さんではありませんが、能力が長けていることばかりが評価される世の中ではありますが「人に愛され、人を愛せる」キャラクターの持ち主が『最強の達人』なんだと思います。

ちなみに、当道場の女性空手家の千宴子代表も隙の無い完璧な人ではなく、むしろサザエさんのような人間味のある、愛される天然系キャラクターの女性空手家です。。。(代表、ゴメンナサイ








おじさんたちの挑戦!

来月、金沢で開催される極真浜井派さんの大会があります。
千山道場の壮年クラスから3名がエントリーすることになりました。

3名のうち2名が試合初挑戦となりますが、日々の積み重ねの成果をおもいっきり発揮していただきたいと思います。

しかしながら、3ヶ月ほど前から出場希望者は体力や技術的な調整に入っているわけですが、仕事ではみなさん重要なポジションを担っている者ばかり。。。この厳しいご時勢もあり、自主トレどころか稽古の参加もままならない状況です

この状況の中で、自分を高めるために可能なかぎり時間をうまく創り、結果を出していただきたいと思っています。!!

壮年世代の皆さんは、このご時世に習い事を続ける事自体大変な事だと思います。

今だからこそ、仕事や稽古事を大切にする時期だと思います。

若い人たちには負けない気持ちで挑戦だ~!!


地域貢献としてのジュニア空手道教室。

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先週末、「夏休みジュニア空手道教室」の初日を北日本新聞カルチャーパーク高岡まなぶんにて開催しました。

地域の小学生を対象に、夏休みに空手道(武道)を体験してもらい、この夏”ちょっぴりしっかりした”小学生になってもらおうとボランティア事業として開催しました。

参加された受講生のお子さんやご父兄にも、この機会に空手のみならず、武道全般にも興味を持っていただき、メジャー競技スポーツとは違った視点で武道の良さを知っていただければと思っております。

千山道場では、文武両道を道場生のみなさんに意識していただくようにしておりますが、文・武・ス(スポーツ)の三道というのも、今からの子供達にはあってもよいような気がします。

H24年度から、文科省では中学での武道教育を必須科目の完全実施をするそうですが(たぶん富山では空手は入っていません。。。笑)、教育施策の中でも大きな指針に入ってきているぐらいです。

最近の小学生も社会人なみに多忙なようで、「礼・心・技・体」の4回テーマの日程を全部参加できない方が多く、断念された方もおいでたようでした。

今年度は、急遽日程調整をしたため応募者の皆さんには参加しにくい状況になってしまいましたが、来年度からは創意工夫をして全日程ご参加いただきやすいようにしてまいりたいと思います。

今後、社会教育事業の目玉として、地元の子供達が武道にふれる機会を作るため無料で参加できる恒例イベントとして「夏休みジュニア空手道教室」を開催できればと思っています

最後に、このボランティアイベントは地域貢献と空手(武道)に興味をもっていただく機会をもうけれればという趣旨で開催しておりますので、当道場への勧誘などは一切行っておりません(笑)

愛想がないほどに思われるかもしれませんが、空手(武道)に少しでも興味・理解を持っていただければ幸いです。また、その受講者の中から千山道場で稽古して(させて)みたいと思っていただける方がおいでると、嬉しいことはいうまでもありませんが。。。

▲記事は北日本新聞8月7日より掲載
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