昨年末から、進学や仕事の転勤などで卒業する道場生もおいでます。
今日も、一人の一般社会人男性の卒業があります。
卒業式といっても、道場生みんなの前で挨拶するだけですが・・・(笑)。
(人によっては楽しく、思い出組手大会などはすることもあります)
長い短い、上手い下手、帯級は関係なく、道場の仲間や道場を大切にし、自分の目標に向かって空手の道を精進した者のみに与えられる栄誉です。
武芸の向上のみではなく、一緒に汗を流した仲間に、純粋に感謝の気持ちを素直にあらわせる人になったかどうかが、またそう思われるかが千山道場で稽古した甲斐があったかどうかだと思います。。。
話はもどって、20代後半の彼は、一般企業でエンジニアとして勤務していましたが、思うところがあって1年以上かけて転職の準備をし、何段階もの試験を見事クリアして職業自衛官の合格を果たされました。
先日、新聞でも地元市長への表敬訪問をされ紹介されていました。
市長は「志を高く持って頑張ってほしい」と励まし、○○さんは「国民の生命と財産を守れるよう力を尽くしたい」と誓った。 【北日本新聞より抜粋】
いつものように、道場の仲間が新しい「道」に進んでいくことは大変うれしく祝福したいのですが、不安定な世の中になりつつあるので、少し心配している部分もあります。
彼の献身的な人柄や気持ちはわかりますが、くれぐれも御身大切に気をつけて無理をしないよう、がんばっていただければと思います。
千山道場の道場生として一緒に汗を流した証を認め、彼の門出を祝って千山道場の卒業式としたいと思います。