女性空手家が道場主 千山道場の『ヒト・コトBLOG』

空手をとおして「人」や「事」を未来につなぎたい。。。女性空手家が道場主「高岡の空手道場 千山道場」のヒト・コト(人や事/一言)メッセージブログ。富山県高岡市のNPO社会教育団体 空手道 千山道場 のオフィシャルブログです。☆高岡の空手道場・教室☆ 公式ホームページは「千山道場.net」で【検索】

2010年09月

『武術と武道の違い』

0a5a2e78今週日曜日は、金沢市内で開催された、極真会館浜井派さんの『百万石杯空手道選手権大会』に行ってきました。 道場からもエントリーさせていただいたので、出場者にあわせ朝早くからの出発でした。

出場者は、大会への稽古も含め可能な範囲で大変よく頑張られ、善戦したと思います。当日朝、本人からの申告で、気張りすぎて、「試合の直前に5Kg痩せてしまった」とのことでした・・・(爆)
確かに、おかしいと思っていましたが、当日朝にはペラペラの体になっていました。。。

結果は、本人が一番自戒しておいででしょう☆ 私が一番嬉しかったのは、彼らの中の一つの壁を大きく乗り越えてくれたような気がしたことでしょうか。。



後日、試合の内容は、道場で代表から総括していただきます



さて、私にとって空手の大会は、出場や応援、観戦の他にもう一つの楽しみがあります。
それは、すばらしい武道家の先生方の後ろ姿を垣間見ることができることです。

今回も、極真会館浜井派さんの浜井代表の大会挨拶で、『武術と武道の違い』についてお話されました。浜井先生のお話は、いつもたいへん興味深く考えさせられるものがあります。



お話しの冒頭に「私達がやっているのは、武術ではなく武道である!」



詳細は、あえて割愛させていただきますが、このお言葉は、私達の千山道場が道場生の皆に口やかましい程に言っている事の究極の表現ではないでしょうか。

千山道場が始まって以来、空手の「技と体」の向上もさることながら、この一年、空手をとおし、道場生の皆さんに「心」の向上として発信し続けてきたメッセージです。

千山道場では、空手をとおした社会教育という定義の中で、「心」の稽古としてさまざまな機会をもうけています。 大会会場へ足を運ぶ事により、鍛錬を重ねた出場選手の姿の他に、こうした武道家の先生方の後ろ姿に出会えるのも、大きな「心」の稽古ではないでしょうかね

また、近い内に、社会教育の担当指導員として、また、千山道場後援会の役員として、道場生に『武術と武道の違い』をわかりやすく伝えればと思っています。

「空手という武道を始めてみてよかった」と思える人が、一人でも増えることを願っています


by 事務局

「基本をじっくり見直す」月間は終了です。

7月から今月末まで「基本をじっくり見直す」月間ということで、普段じっくりやれないことを、この機会に見直す&身につけるという稽古を行ってきました。

ちょうどこの夏は、酷暑ということもあり、道場生の体調管理や、適宜休憩をしながらの稽古にもちょうど良いタイミングでした。

代表(家庭内ではカミさん)も出産休暇を終えられて、少しずつ道場に復帰しておいでです。

私自身、まだまだ修行の道の入口ではありますが、前道場以来、サポート役を仰せつかってからは、後輩道場生の稽古優先。。。まだ数える程しか出ていない大会出場、この春も大会出場準備を重ねてきたが断念。。。その代わりに、普段学べない様々なことを感じさせていただきました。

実社会(経営)とは、別の感覚もあり、とても新鮮です

私も、四十の手習いではありませんが、歳くってから始めた空手の修行、生涯現役をとおせるかわかりませんけども、まずは、あと数年、仕事に支障がない限り、身体が何とか動く間にできる限りのことに挑戦してみたいと思います。

といいながら、事務局&アシスタント&社会教育コーチとしての役割が最優先されるので、私の空手修行は人の十倍は時間がかかるでしょう(笑)
あっ、加齢もあるので。。。その2乗はかかるかも

ということで、黒帯なんて、夢のまた夢でしょうか(自分自身で納得いかないと、締める気はありませんが!!笑)


道場の仲間に、年寄りはあっちいってろ!!と言われないように頑張ります。(爆)・・・・そんなことを思う道場生がいないようにするのが、千山道場の特色ではないでしょうかね

この秋から、また自分の稽古に励むことができるかなと思っておりましたが、現実的には難しいようです。


というわけで、道場生の皆さんは3ヶ月前よりも上達できたでしょうか?

できていなかったら、「私の責任」です



つねに基本に立ち返る。

「何か上達できないな~。」「うまくいかんな~。」と思ったら0ゼロから見直す。



私達、ビジネス(経営者)の世界では、毎日のように使っている

「原理原則」という言葉。

京セラ創業者の稲盛和夫さんが説かれる「原理原則」ということではないでしょうか

この思想は、仕事であろうが、家庭であろうが、趣味であろうが、人間関係であろうが・・・・空手であろうが。。。通じることだと思っています。

少しでも、私のプロの立場から言える、こんな日々の想いが空手の稽古を通して、道場生に伝わればと思っています

押忍。


by 事務局


参考までに稲盛さんの説かれる「原理原則にしたがう」を引用させていただきます。この機会に、道場生の皆さんもこの本を読んでみるとためになりますよ



「常に、原理原則を基準として判断し、行動しなければなりません。

とかく陥りがちな、常識とか慣例などを例に引いた判断行動があってはなりません。常識や経験だけでは、新しいことに遭遇した場合、どうしても解決がつかず、そのたびにうろたえることになるからです。

かねてから原理原則に基づいた判断をしていれば、どんな局面でも迷うことはありません。

原理原則に基づくということは、人間社会の道徳、倫理といわれるものを基準として、人として正しいことを正しいままに貫いていこうということです。人としての道理に基づいた判断であれば、時間、空間を超えて、どんな環境でも通じていくものです。そのため、このような判断基準を常に持っている人は、未知の世界に飛び込んでも、決してうろたえたりはしないのです。

新しい分野を切り開き、発展していくのは、豊富な経験を持っているからではありません。常識を備えているからでもありません。人間としての本質を見すえ、原理原則に基づいた判断をしているからです。」

(『心を高める、経営を伸ばす』より)

敬老の日♪

三連休最後の日は敬老の日、なかなか会いに行くことのできない祖母に会ってきました子供達が連休中に体調を崩してしまい、敬老の日のプレゼントもやっと買いに出ることが出来たので急ぎ足で回ってまいりました

私は分家の子供なんですが、幼稚園や小学校が土曜の午後は休みなので、母の里でお世話になっていました
小学生低学年の時に父の里の近くに引っ越したので、父の里にもいつも遊びに行っていたものです
特に父方の祖母に関しては、父が入院している間しばらく一緒に暮らしたような感じがあるので、なおのこといつも気にかかっています。
2人共もう結構な高齢なので、1回1回会えるときを貴重に感じてなりません自分のルーツである祖母がとっても愛おしく感じました




先日18日は正道会館さんの大会に道場生少年部を1名出場させていただきました

また、会場では、正道会館富山県支部長の先生をはじめ、諸先生方にもご挨拶をさせていただくことができました

今回の大会出場者の試合結果は1回戦敗退だったのですが、結果はともかく試合内容を見て残念に思ったことが
気合の小ささでした。

内容は、練習していたときよりは動けていた分だけなお更です。
相手の選手はおそらく10キロ以上軽かったのでしょうか、手数と気合の部分で旗2本引き分け1本で相手に軍配が上がっていました。

普段出来ていない(努力していない)ことは絶対に本番では出ません。
マンガみたいなミラクルはほぼ100%ありません。
努力したことだけが本番で発揮され、結果がついてきます
だから、「次は勝ちます」ではなく、「自分に勝って」いただきたいのです。毎回の練習の基本を真剣にやってから応用に取り組んでもらいたい。
大会に出る人だけじゃなく、みんなに言えること
私自身が経験して教訓にしていることだからうるさいくらい言います。

あと、会場にいて気付いてしまったこと・・・

子供の態度や挨拶するかしないかって、怖いほどその親御さんと同じ確立で、同じ雰囲気。子供って良いも悪いも親を映し出しますね


by 千宴子

「覚悟を示す」

昨晩、今週末金沢市で行われる極真浜井派さんの大会に出場する道場生の特別稽古を行ないました。特別稽古といっても1週間前ですから、フィジカルの激しい稽古ではなく、メンタルタフネスを意識した稽古を行いました。

今週、祝祭日がありますが、普段の稽古から真剣に取り組んでいる彼らと、休日返上で稽古です!

というわけで、空手の動きの基本から始まり、突き・蹴りの正確さ、運足。そして、呼吸と気(合)の出し方など、武道を学ぶものとして、いっしょに原理原則の確認です。

特に今回の特別稽古の対象者は、高校・大学生の青年たちなので、目先の大会のみならず、社会に出て行っても役に立つことを身につけてもらうためのものです。

そのもっとも基本の部分を確認の意味で、おさらいを兼ねて体感してもらったところ、試合を目前に控え、空手の上達に自信を深めていた連中が、まだまだ何も身に付いていない自分に愕然としていました

今回の特別稽古では、そこに目的がありました
道場の青少年の社会教育コーチとして、やっておかなければいけない大切なことです。「原理原則」を理解する。

まだまだ、イロハの「イ」をかじっただけの段階で、「道」のつく稽古事に慣れ尽くしたかのような錯覚に陥ることを戒める為です。(私自身があらためて最近痛感したことですが・・・笑)

彼らの普段のまじめさの甲斐もあって、なかなか良い感じの動きにもなってきています。

上位入賞も、彼らならできるはずです!

しかし、間違った慢心を持ったまま、大会で入賞したら、彼らにとって不幸この上ありません。将来ある著しい成長は、その時点でストップし、その壁を乗り越える前に、卒業とともに武道から離れていくことでしょう!!


これが、壮年層だったらここまでもしません。
それぞれの人生観もありますし、自業自得という事もあります。自分で悟るしか方法はありません。

それをしっかりと認識し、今の力量を自分達で理解し、もっと高いところを目指すため試合にのぞみ、他道場の選手の皆さんの胸を借りる。そうあってほしいと願っています。

結果は、後からついて来ます!
いかに、平常心で目先の出来事に惑わされないか。。。

かといって、試合直前に積み上げてきたものをガラガラと崩して、意地悪しているわけではありません。

私の会社でも、クライアントの経営者さんやスタッフにも指導している事でもあります。



今週の特別稽古の最大のテーマとして、「開き直る」という最大の技術を彼らに伝えることになると思います。(笑)

そして、先週、全道場生にも伝えましたが、武術武道の大会に出て行く以上、「覚悟」をもって試合に望んでもらいたいと思っています。

これもNPO社会教育団体としての道場の役割です。


by 事務局

「親の教育50%、子供の教育50%」

朝から正道会館富山支部さん主催の北信越ジュニア大会の会場に出場させていただききました

今回は少年部の千山道場生が出場させていただいたので、試合内容以上に「礼節と気合」について、クドイ程に指導して送り出しました。

結果は、みなそれぞれの課題に向き合って善戦しておりました
それぞれの評価は道場でしますね

さて、本題ですが、大会開会式の注意事項にて強く説明しておいでたた内容がとても印象的でした

結論を先に言うと、昨今、神聖な武道の試し合いの場である試合会場に「礼節や武道の何たるかを」わきまえない方が増えてきており、主催団体はこれを断固認めない!という趣旨です

平たくいうと、空手という特に硬派な武道の試合会場にでさえ、礼節を重んじない方が増えてきているという事ではないでしょうか 

最近の空手のどこの大会でも、主催団体さんは強く警告を発しておいでます。

●礼節をわきまえない応援やヤジ。
●試合に勝てば何でもありの結果主義。
●武道を志す者らしからぬ立ち居振る舞い
●世話になっている道場主にでさえ頭を下げない親。
●上下関係自体、理解できない親子。
 などなど…。

武道の世界でさえ、あげればきりがない程の常識外れな事がおきていると耳にします。

これは、学校や地域スポーツの世界になると、輪をかけてスゴイ事になっているようです

最近の記事で読んだ話で、家庭で本人を含め、子供にも「躾」をされてない&していない親が、武道場へ子供を連れてきて、入門させるから「礼儀を躾してくれ!」と迫り、次は、挙げ句の果てに、「すぐにウチの子を大会で入賞できるように強くしてくれ!!」とゴリ押ししてくる…。とのこと(大爆)

さすがに、屈強な道場主達も宇宙人的な思考に、怒る気力も失せ、あいた口が閉まらないそうです

最近では全国的に、スポーツ少年団体などでは、このように言われているそうです。


「親の教育50%、子供の教育50%」


少年達にスポーツを教えるはずの運営が、いつの間にか親への教育にばかり手がかかる。
本来のスポーツ活動にそそぐエネルギーを半分は親に、そして、残りやっと半分を子供達に使うことができるそうです。


そして、「バカの壁」という思考停止状態や理解不能状態をなんとかする必要がありそうです。


千山道場では、このような「バカの壁」の常態化を防ぐために定員制にし、入門時に入門審査を行い、入門後も管理指導を行う事にしております



by 事務局

夢をあきらめない

奇跡の夢ノート奇跡の夢ノート
著者:石黒 由美子

今日は、高岡青年会議所さんのご好意で、シンクロナイズドスイミング北京五輪日本代表/石黒由美子さん【昨年秋、奇跡験!アンビリバボーでも障害を克服した日本代表として紹介】の講演会に千山道場の道場生をお招きいただきいただき、聴講してまいりました。

代表をはじめ、道場生の親子らも参加されました。

子供の頃に大事故に見舞われながらも、常人では乗り越えることができない逆境を「持ち前の超プラス思考」と「夢をあきらめない気持ち」で日本代表の座を手に入れられました。

石黒さんの「夢をあきらめない」秘訣は、とてもシンプルで、夢の実現を繰り返し自分に言い聞かせる。

人の何十倍もの努力を積み重ね、世の中に絶対不可能は無いという信念が、彼女の大きな夢を実現させたのだろう。

大事故で、普通の生活もおくれないであろう小学生の子供が夢ノートに記した言葉「オリンピックに出たい」

夢をもつことからすべてが始まる。
世の中には、不可能は無い。

そんな事を千山道場の道場生にも感じてもらえればと思いました。


by 事務局

『三日、三月、三年』

昔からよく言ったもので、『三日、三月、三年。』(みっかみつきさんねん)

仕事が嫌になる時…

恋人が嫌になる時…

習い事が嫌になる時…

何故か分かりませんが、大なり小なりどんな人にも身に覚えがあると思います。
あまり記憶にない方は、忙しさや、楽しさのあまり熱中していて、『三日、三カ月』があっという間に過ぎてしまう場合もあるでしょう!!

そんな方でも、1年目や2年目の何かの節目の時に、突如としてやめたい病が襲ってきます(笑)

実は、社会人の離職についてもコレと因果関係があるようですね。。。 まして、戦後の日本では、「我慢や忍耐」という概念が極端に減少しているからでしょう。 そんな時は、決まって、普段、気にならないようなアラが気になってきたり、人を軽んじるようになったり、妙にに交戦的になったり。。。


私も、おはずかしながら、子どもの頃や新米サラリーマン時代にも、そんな時期もありました

やめたくなる衝動を正当化するために、自分の未熟なところを棚に上げて、組織のせいにしてみたり、まわりのせいにしてみたり、相手のせいにしてみたり(笑) 本能からくる事や、自分自身の器を悟るまで、いろんな経験をしていたようです。

物事が少しわかるようになってからは、あえて三の節目の時に、このまま継続して良いかどうか自主基準を作って、より少しでも長く、質が高くなる様に自問自答してから、次の三の節目に向かうようにしています。


『三日、三月、三年』


しかしながら、最近は、三分で嫌になる人も出てきているようです(爆笑)

石の上にも三年。

これからの日本では、こんな言葉も死語になっていくのでしょうかね
しかしながら、「見切り千両」という潔い見切りも時には必要です。
いづれにせよ、個人の問題なので、他人に迷惑をかけない様にする事が大切ですね

現在、千宴子代表のアシスタント兼、カメの歩みで茶帯の修行中。41歳。


by 事務局

道場に行ってきました♪

久しぶりにブログ更新までたどり着きました

先々月、第二子を出産し、毎日嵐のごとく一日が過ぎ去っていく日々をすごしています

さらにこの暑さです、「外にお散歩」とか言ってられませんね


そんな中、水曜の特別稽古へ指導に行って参りました

今日は嬉しいことがひとつ。


何と!!畳が新しくきれいになっているじゃありませんか
畳の新旧の差が激しく、隙間も多かったので、練習中に足の指が挟まってしまうハプニングが何度かありましたこれでみんな心置きなく練習に集中できます感謝です


特別稽古では本来一般の方しか参加を許可していないのですが、近々大会に出る少年部がいるので参加を許可しています

今日は稽古の最後に、その少年部の年齢に合わせた話をひとつしました。

私は子供を育てていく上で、「良し悪し」をしっかり伝えることと、10歳までは思いっきり甘えさせる部分を併せ持ちたいと思っています

今日特別稽古に参加した子の年齢は今ちょうど10歳です。もしかしたらまだまだ甘えたいさかりかもしれません。

世の中で、「10歳」を境目に少しずつ自立への訓練をしていっても良いという話があります要するに、10歳まではしっかり甘えさせてもよいということですね
その彼は今大人に混じり空手の稽古をしています。
もう自立へのスタートへ立っているのです。

・自分のことは自分でする。
・余裕があれば周りのお世話もできるように。

例えを出して彼に説明しました。

普段は控えめに話す彼ですが、「押忍」と大きな返事をしてくれました


最近は世の中でも当たり前の礼儀であったりマナーであったりがわからない大人が多いようです
うちの道場は、人間として生きていくうえで当たり前のことを当たり前と伝えて、真実を見抜く目と心を養ってもらいたいという思いで道場生と向き合っています。

普通のことがわからない人が集まると、残念ですがそういう価値観が正しい思い込んでしまうこと。そういう風になってしまわないように、しっかりとしたの部分を少しずつでいいから作り上げてもらいたい
道場のコンセプトで私自身が「自分の子供を入れたいと思える道場」をこれからも作っていきたいですね


by 千宴子
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