7月から今月末まで「基本をじっくり見直す」月間ということで、普段じっくりやれないことを、この機会に見直す&身につけるという稽古を行ってきました。

ちょうどこの夏は、酷暑ということもあり、道場生の体調管理や、適宜休憩をしながらの稽古にもちょうど良いタイミングでした。

代表(家庭内ではカミさん)も出産休暇を終えられて、少しずつ道場に復帰しておいでです。

私自身、まだまだ修行の道の入口ではありますが、前道場以来、サポート役を仰せつかってからは、後輩道場生の稽古優先。。。まだ数える程しか出ていない大会出場、この春も大会出場準備を重ねてきたが断念。。。その代わりに、普段学べない様々なことを感じさせていただきました。

実社会(経営)とは、別の感覚もあり、とても新鮮です

私も、四十の手習いではありませんが、歳くってから始めた空手の修行、生涯現役をとおせるかわかりませんけども、まずは、あと数年、仕事に支障がない限り、身体が何とか動く間にできる限りのことに挑戦してみたいと思います。

といいながら、事務局&アシスタント&社会教育コーチとしての役割が最優先されるので、私の空手修行は人の十倍は時間がかかるでしょう(笑)
あっ、加齢もあるので。。。その2乗はかかるかも

ということで、黒帯なんて、夢のまた夢でしょうか(自分自身で納得いかないと、締める気はありませんが!!笑)


道場の仲間に、年寄りはあっちいってろ!!と言われないように頑張ります。(爆)・・・・そんなことを思う道場生がいないようにするのが、千山道場の特色ではないでしょうかね

この秋から、また自分の稽古に励むことができるかなと思っておりましたが、現実的には難しいようです。


というわけで、道場生の皆さんは3ヶ月前よりも上達できたでしょうか?

できていなかったら、「私の責任」です



つねに基本に立ち返る。

「何か上達できないな~。」「うまくいかんな~。」と思ったら0ゼロから見直す。



私達、ビジネス(経営者)の世界では、毎日のように使っている

「原理原則」という言葉。

京セラ創業者の稲盛和夫さんが説かれる「原理原則」ということではないでしょうか

この思想は、仕事であろうが、家庭であろうが、趣味であろうが、人間関係であろうが・・・・空手であろうが。。。通じることだと思っています。

少しでも、私のプロの立場から言える、こんな日々の想いが空手の稽古を通して、道場生に伝わればと思っています

押忍。


by 事務局


参考までに稲盛さんの説かれる「原理原則にしたがう」を引用させていただきます。この機会に、道場生の皆さんもこの本を読んでみるとためになりますよ



「常に、原理原則を基準として判断し、行動しなければなりません。

とかく陥りがちな、常識とか慣例などを例に引いた判断行動があってはなりません。常識や経験だけでは、新しいことに遭遇した場合、どうしても解決がつかず、そのたびにうろたえることになるからです。

かねてから原理原則に基づいた判断をしていれば、どんな局面でも迷うことはありません。

原理原則に基づくということは、人間社会の道徳、倫理といわれるものを基準として、人として正しいことを正しいままに貫いていこうということです。人としての道理に基づいた判断であれば、時間、空間を超えて、どんな環境でも通じていくものです。そのため、このような判断基準を常に持っている人は、未知の世界に飛び込んでも、決してうろたえたりはしないのです。

新しい分野を切り開き、発展していくのは、豊富な経験を持っているからではありません。常識を備えているからでもありません。人間としての本質を見すえ、原理原則に基づいた判断をしているからです。」

(『心を高める、経営を伸ばす』より)